2011年12月26日
今年は、上場会社の経営者による不正が発覚した。財務諸表は訂正されるにしても、当時のJ-SOXの評価自体はどう考えるのだろうか。そもそも、COSOと同様に内部統制にコーポレートガバナンスを含めたフレームワークにしたときから、このようなことは想定できた。経営者の倫理観まで評価対象としている内部統制評価制度は、委員会設置会社のような会社組織制度を前提とするアメリカなどにはうまく機能するとしても、すべての人事権を社長が握っている、監査役制度を前提とした日本の会社には、なかなか困難を伴う制度だと最初から懸念を唱えていたのは、超少数派である自分だけだったような気がする。オーナーのいる上場企業の内部統制評価も、そのオーナーの倫理観如何を評価しなければならないのは、担当する社員も気の毒。もちろん、オーナー自身が正当に自分を評価できれば別であるが・・・。 (孤高)